私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから―。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。
(「BOOK」データベースより)
前進、もしくは前進のように思われるもの
じゃこじゃこのビスケット
熱帯夜
煙草配りガール
溝
こまつま
洋一も来られればよかったのね
住宅地
どこでもない場所
手
号泣する準備はできていた
そこなう
(「BOOK」データベースより)