半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。
(「BOOK」データベースより)
ラブ・ミー・テンダー
ぬるい眠り
放物線
災難の顛末
とろとろ
夜と妻と洗剤
清水夫妻
ケイトウの赤、やなぎの緑
奇妙な場所
(「BOOK」データベースより)